ロースクール留学を振り返る

ロースクールで学生として過ごしたのは約9ヶ月の間だけでしたが、非常に内容の濃い9ヶ月でした。
人生でこれほど英文を読むことはもうないんじゃないかと思うぐらい、ロースクール在学中は英文を読みました。
おかげでアメリカの判決文を読むのには慣れましたし、アメリカの知財法についての理解度もアップしたように思います。
先日、ローファームが開催するいくつかのIPセミナーに出席してきましたが、ロースクールの授業の復習となる部分が多く、5年前に同様のセミナーに出席したときと比べると格段に理解しやすくなっていると自分自身で感じて驚きました。
ロースクール留学をして少なくとも1つの目的は達成できたように思います。


一方で、もう1つの目的であったネットワーク作りについては十分な成果をあげることができませんでした。
DCエリアでの諸会合の情報が入ってこなかったことと、情報があっても授業が夕方にあるために出席できなかったことが主な原因だと思います。
次の研修地は、DCに比べると知財関係者のネットワークがないに等しいようなものですが、知財に限らずネットワークを広げていきたいと思います。
ロースクールの授業に関しては、やはり秋学期は思っていた以上に大変でした。
英語による授業のために講義内容を十分に理解できないことに加え、大量の予習をこなすコツがわからずに、完全に飽和状態になっていたように思います。
秋学期を経験すると、ノート(アウトライン)の作り方も予習の手の抜き方もわかってくるので、春学期は楽になるように思います。
私の場合は履修単位が秋学期よりも少なかったこともあり、春学期は多少の余裕ができ、勉強以外のことにも手を出すことができました。
これからはロースクール留学の後半戦である「OPT研修記」が始まります。
このOPT期間中にロースクール在学中にはできなかったことを実現できれば、と考えています。
今後ともよろしくお願いします。

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このブログについて

このブログは、弁理士・米国弁護士 森 友宏により作成されています。

2007年7月~2009年8月はロースクールLLM留学記&OPT研修記でした。

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