なんとか越えた

幸い試験中に花粉症による目の痒みで集中できなくなるというトラブルもなく、初日にして最大のヤマ場をなんとか乗り越えました。
朝一の試験はFederal Circuitでした。択一とショートアンサーとの組み合わせの問題が多かったのですが、授業中にほとんど触れなかったことやあまり実体的な事柄でないことについても問う問題がたくさんありました。うーむ、これってどうなんでしょうQuestion
夜はClosed Book ExamのPatent Enforcementの試験で、とあるローファームに勤めるアソシエートとしてパートナーに提出するメモを作成するというのが2問出題されました。1つは侵害訴訟に絡むクレーム解釈の問題、もう1つは侵害訴訟に関するPersonal Jurisdictionに関する問題です。
これらの問題は、これまで受けたロースクールの試験の中で一番いい問題だと思いました。問題文の文量、解答時間、題意の的確性、分析力の必要性、どれをとってもちょうどいい感じでした。
ただ、私がこう感じたからといって、これが成績に結びつくわけではありません。。。。


これまでのすべての試験はOpen Bookだったので、解答に際して自分のノートの一部を引用することができました。が、この試験はClosed Bookですので、すべてその場で英文を作ってエッセイを完成させなければなりません。
明細書の翻訳のように日本語の原稿が与えられ、述べるべきことが明確になっていれば、それぞれの英文は比較的簡単に作成できますが、この試験では、十分にまとまっていない考えを頭で整理しつつ、それぞれの考えを的確な英文で表現し、かつ、エッセイ全体の論理構成をも考えるという作業を時間というプレッシャーの下でしなければなりませんでした。伝えたいことをうまく表現できなかったり、文法が無茶苦茶だったり、、、改めて自分の英語力のなさを痛感させられました。。。。
というわけで、この科目においてもJD生達との差は縮まらない(むしろ広がっている?)のでした。。。悲。

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このブログは、弁理士・米国弁護士 森 友宏により作成されています。

2007年7月~2009年8月はロースクールLLM留学記&OPT研修記でした。

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