経歴書

久々に日本語の職務経歴書を書く機会がありました。
パソコンに残っていた以前のバージョンは10年近く前のもの。。。
これを書いてから今までいろいろなことがあったなー、と懐かしみながら情報を更新しました。


アメリカで経歴書に対応するものはおそらくresumeやcurriculum vitae (CV)になるのだと思います。
私もこれまでロースクール出願時やOPTの研修先への応募のときに作成しました。
このresumeやCVは、レター用紙1枚に

  • 自分の名前と連絡先
  • 学歴
  • 職歴
  • 資格や能力

などを記載するものです。

今回、日本語で職務経歴書を作ってみて、この英語のresumeというのが非常に便利なツールだなーと思いました。

まず、reverse chronological orderで記載するところです。
日本の履歴書や職務経歴書はchronological orderで書くことが多いと思いますが、これらの書類を受け取る側としては、「昔」何をしていたかよりも、「最近」何をしていたかの方が関心事だと思います。なので、reverse chronological orderで記載する方が理にかなっているといえます。

次に、レター用紙1枚に必要な情報を書かなければならないというところです。
こういった書類では、自分のアピールポイントをより多く示すために、有利になりそうなことであれば何でも記載しがちですが、レター用紙1枚という制限によって、それらの中でも本当に主張したいポイントは何かということが明確になるように思います。
それと同時に、レター用紙1枚になるべく多くのアピールポイントを含めないといけないので、「より多くの情報を限られたスペースの中にいかにわかりやすく記載する能力」をテストすることができます。
また、書式は全く自由ですので、それら「多くの情報をよりインパクトを与えるようにレイアウトするセンス」もテストできるように思います。

そして、性別や顔写真、生年月日や年齢を記載しなくてもいいことです。
性別や顔写真はモデルなど特殊な職業でもない限り必要のない事項です。
年齢については例えば他の従業員との関係などで必要な場合があるかもしれません。ですが、それは学歴や職歴を見ればおおよそのことはわかることであって、それで足りるように思います。各種届出に際し生年月日が必要であっても、採用後に聞けばいい話です。

もし、自分が人を採用するような機会があるとすれば、通常の履歴書や職務経歴書は不要にして、A4用紙1枚の日本語resumeを要求するのもいいかなと思いました。

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このブログは、弁理士・米国弁護士 森 友宏により作成されています。

2007年7月~2009年8月はロースクールLLM留学記&OPT研修記でした。

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